介護福祉士制度が創設された背景にあるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:高齢化率が14%を超えて、高齢社会になった。
2:介護保険法が制定されて、新しい介護サービス提供の仕組みが創設された。
3:日本学術会議が、介護職員の専門性と資格制度についての意見を出した。
4:特別養護老人ホームの制度ができて、介護職員が必要になった。
5:高齢者保健福祉推進十か年戦略(ゴールドプラン)の策定によって、介護サービスの拡充が図られるようになった。
答:3
1:誤り。高齢化率が14%を超えて、高齢社会になったのは1994年(平成6年)であり、介護福祉士制度が創設された1987年(昭和62年)より後のことである。
2:誤り。介護保険法が制定されたのは1997年(平成9年)であり、介護福祉士制度が創設された1987年(昭和62年)より後のことである。
3:正しい。介護福祉士の資格制度に向けて、日本学術会議は2年にわたる研究調査を行い、1987年(昭和62年)2月、介護職員の専門性と資格制度についての意見を出した。
4:誤り。特別養護老人ホームの制度ができたのは1963年(昭和38年)の老人福祉法制定によるものであるが、このために介護福祉士制度が創設されたわけではない。
5:誤り。高齢者保健福祉推進十か年戦略(ゴールドプラン)の策定は1989年(平成元年)であり、介護福祉士制度が創設された1987年(昭和62年)より後のことである。