Bさん(40歳、男性)は、精神科病院に10年間入院している。ある日、病院職員に地域で暮らしたいと申し出た。そこで病院職員はBさんと一緒に、地域相談支援を行っている事業所のC職員と面談をすることになった。
C職員の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:Bさんに地域で生活することの苦労を説明する。
2:Bさんに地域の情報提供をしながら希望を確認する。
3:最初に地域移行支援計画の作成を行う。
4:地域移行を進めるためのケア会議は、C職員と病院職員で構成する。
5:地域移行した後のモニタリング(monitoring)は不要である。
答:2
1:誤り。まずはアセスメントを行い、Bさんの希望や課題を明確にすることが重要である。最初から否定的な対応を行うことは不適切である。
2:正しい。Bさんに地域の情報提供をしながら希望を確認することが最も適切である。
3:誤り。アセスメントを行わずに、最初から地域移行支援計画の作成を行うことは適切ではない。
4:誤り。地域移行を進めるためのケア会議は、C職員と病院職員だけではなく、本人や家族、主治医、その他様々な地域の関係者で構成する。
5:誤り。地域移行した後についてもモニタリングは重要である。