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第26回-問題112

総合問題2
[事例(問題112から問題114まで共通)]
Kさん(65歳)は、夫(70歳)と二人暮らしをしていた。Kさんは骨粗鬆症(osteoporosis)と診断を受けていたが、最近、約束していたことを忘れるなどの記憶力の低下や人格の変化がみられるようになり、前頭側頭型認知症(frontTemporal dementia)と診断され、要介護認定で要介護3となった。
夫は体調を崩して、近所の病院に入院することになった。夫が介護支援専門員(ケアマネージャー)に相談して、Kさんは、夫の入院する病院に併設されている施設に入所した。この施設は、看護、医学的管理の下に介護や機能訓練などを実施している。
Kさんは施設入所後、介護職の問いかけに返事をしなかったり、急に服を脱ぎ出すなどの行動を繰り返した。日常生活では、すべての動作に見守りと声かけが必要な状態であった。

Kさんが入所した施設として、次の中から正しいものを1つ選びなさい。

1:小規模多機能型居宅介護

2:介護老人福祉施設

3:認知症対応型共同生活介護

4:介護老人保健施設

5:救護施設

答:4

1:誤り。小規模多機能型居宅介護は、施設への「通い」を中心として、短期間の「宿泊」や利用者の自宅への「訪問」を組合せ、家庭的な環境と地域住民との交流の下で日常生活上の支援や機能訓練を行うものである。

2:誤り。介護老人福祉施設は、常に介護が必要な人を対象に、入浴や食事などの日常生活上の支援や、機能訓練、療養上の世話などを行うものである。

3:誤り。認知症対応型共同生活介護は、認知症の高齢者が共同で生活する住居において、入浴、排せつ、食事等の介護、その他の日常生活上の世話、機能訓練を行うものである。

4:正しい。介護老人保健施設は、在宅復帰を目指している人を対象に、入所者が可能な限り自立した日常生活を送ることができるよう、リハビリテーションや必要な医療、介護などを行うものである。
Kさんの入所した施設は、看護、医学的管理の下に介護や機能訓練などを実施しているので、介護老人保健施設が該当する。

5:誤り。救護施設は、身体上又は精神上著しい障害があるために日常生活を営むことが困難な要保護者を入所させて、生活扶助を行うことを目的とする施設である。

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