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第26回-問題110

総合問題1
[事例(問題109から問題111まで共通)]
Jさん(36歳、男性)は、6歳の時、大学病院で精神(発達)遅滞の判定を受け、療育手帳(重度)が交付された。
両親はJさんに必要以上の世話をし、衣服の着脱も介助していた。しかし、両親が高齢になり家庭でJさんの介護が困難になったため、1週間前にJさんは障害者支援施設に入所した。言葉によるコミュニケーションは簡単な単語の理解ができる程度であり、生活全般に指示や見守りが必要である。たばこの吸殻を食べてしまう行為がみられ、吸殻を探して施設の近所まで出歩くなどの行動もみられた。対人関係をうまく築けないようで、なれない人たちの中に入ると、上肢を噛むなどの自傷行為が現れることも分かってきた。

日中にJさんが利用しているサービスとして、正しいものを1つ選びなさい。

1:同行援護

2:生活介護

3:療養介護

4:居宅介護

5:短期入所

答:2

1:誤り。同行援護は、視覚障害により移動に著しい困難を有する障害者に対して行われる支援である。

2:正しい。生活介護は、障害者支援施設などで、常に介護を必要とする人に対して、主に昼間において、入浴・排泄・食事等の介護、調理・洗濯・掃除等の家事、生活等に関する相談・助言その他の必要な日常生活上の支援、創作的活動・生産活動の機会の提供のほか、身体機能や生活能力の向上のために必要な援助を行うサービスである。Jさんが利用するサービスとして最も適当である。

3:誤り。療養介護は、医療的ケアを必要とする障害があり、常に介護を必要とする人に対して、主に昼間において病院で行われる機能訓練、療養上の管理、看護、医学的管理の下における介護及び日常生活上の世話を行うサービスである。

4:誤り。居宅介護は、ホームヘルパーが居宅を訪問して、入浴、排泄、食事等の介護、調理、洗濯、掃除等の家事、生活等に関する相談や助言など、生活全般にわたる援助を行うサービスである。Jさんは障害者支援施設に入所しているため適切でない。

5:誤り。短期入所は、障害のある人に障害者支援施設や児童福祉施設等に短期間入所してもらい、入浴、排泄、食事のほか、必要な介護を行うサービスである。Jさんは障害者支援施設に入所しているため適切でない。

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