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第26回-問題95

Gさん(24歳、男性)は、父親と同居している。半年前に統合失調症(schizophrenia)を発症し、3か月精神科病院に入院した。現在は仕事を休み、服薬を続けながら、ホームヘルプサービスを利用し、自宅療養中である。日中はほとんど働くことができず、一日中寝ていることもある。父親はGさんに「どうして仕事ができないのか」、「薬に頼ってばかりではいけない」と言い、Gさんは父親に言われるたびに落ち込んでいる。
父親に対する介護職の支援として、適切なものを1つ選びなさい。

1:以前のように仕事ができると信じていることを、Gさんに伝えるように勧める。

2:薬の管理を父親が行うように勧める。

3:家族心理教育プログラムへの参加を勧める。

4:Gさんを誘って気晴らしに旅行するなどの娯楽を勧める。

5:規則正しい生活をするように、Gさんを励ますことを勧める。

答:3

1:誤り。統合失調症の療養中は、励ましや過度な期待が精神的な負担となる。

2:誤り。父親は統合失調症に対する理解が足りないため、薬の管理を父親が行うように勧めることは不適切である。

3:正しい。父親が統合失調症に対する理解を深められるように、家族心理教育プログラムへの参加を勧めることは適切な対応である。

4:誤り。、一日中寝ていることもあるGさんに対し、旅行などの娯楽は負担となる可能性があり適切とはいえない。

5:誤り。統合失調症の療養中は、励ましや過度な期待が精神的な負担となる。

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