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第26回-問題57

Mさん(78歳、男性)は、一人暮らしをしている。糖尿病性網膜症(diabeticretinopathy)があり、薬と食事でコントロールしている。毎夕食の配食サービスと週2回の生活援助の訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用しているが、配食サービスのメニューにたびたび不満をもらしている。ある日、訪問介護員(ホームヘルパー)が訪ねると、食事の外に菓子パンや和菓子などの空き袋が残っており、前日の薬をのみ忘れていた。
訪問介護員(ホームヘルパー)の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1:「好きなものを食べたいですよね」と共感する。

2:「のみ忘れたお薬は、まとめてのみましょう」と服薬を促す。

3:「お菓子はだめですよ」と注意して、お菓子のカロリー相当分の主食を減らす。

4:「何がお好きですか」と尋ね、制限の範囲で好物を食事に取り入れる提案をする。

5:「もの忘れ外来に行きましょう」と受診を勧める。

答:4

1:誤り。「好きなものを食べたいですよね」という言葉は、好きなものを食べてよいのだと誤解させてしまうおそれがある。

2:誤り。薬は定められた用量を守らなければならい。

3:誤り。訪問介護員の判断で、食事を減らすことは不適切である。

4:正しい。「何がお好きですか」と尋ね、制限の範囲で好物を食事に取り入れる提案をすることは、適切な対応である。

5:誤り。訪問介護員の判断でもの忘れ外来の受診を勧めることは不適切である。また前日の薬をのみ忘れていただけで受診が必要とは判断できない。

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