Kさん(85歳、女性)は、脳出血(cerebral hemorrhage)の後遺症で右片麻痺があり、施設に入所している。食事の時以外は、ベッドで寝ていることが多い。車いすに乗って介護職と一緒に散歩に行くことが楽しみである。
Kさんの散歩の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:散歩の場所は介護職が決める。
2:散歩中に顔色や表情を確認する。
3:歩行しないので靴は用意しない。
4:急な下り坂は、前向きで下りる。
5:散歩の代わりにレクリエーションに参加してもらう。
答:2
1:誤り。散歩の場所は利用者の希望を考慮して決める。
2:正しい。散歩中には顔色や表情を確認し、健康状態に注意する必要がある。
3:誤り。車いすを利用していても、散歩の際には立たなければならないこともあるので、靴を着用する。
4:誤り。車いすで急な下り坂を下るときは、後向きでゆっくり下りるようにする。
5:誤り。散歩を楽しみにしている利用者に対し、散歩の代わりにレクリエーションに参加してもらうことは適切とはいえない。