高齢者の気分障害(mood disorder)に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1:双極性感情障害(bipolar affective disorder)は老年期に初発することが多い。
2:抑うつ気分は若年者と比べ重度であることが多い。
3:感情失禁を伴うことは少ない。
4:老年期うつ病(senile depression)は身体症状と関連することが多い。
5:年齢が高くなるほど自殺率も高い。
答:4
1:誤り。双極性感情障害(bipolar affective disorder)は20代から30代の比較的若い時期に初発することが多い。
2:誤り。抑うつ気分は高齢者よりも若年者の方が重度であることが多い。
3:誤り。高齢者は若年者に比べて感情失禁を伴うことが多い。
4:正しい。老年期うつ病(senile depression)は身体症状と関連することが多い。
5:誤り。自殺率は60代がピークであり、70代~80代では減少する。