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第24回-問題43

身寄りのないLさん(85歳、女性、要支援1)は、公営住宅の1階に一人で暮らしている。最近は、ごみ出しや食事の準備を自分ですることが困難になり、安心できる住居を求めて、早めの住み替えを検討し始めている。
Lさんの住み替え先として、最も適切なものを一つ選びなさい。

1:ケアハウス

2:介護老人福祉施設

3:有料老人ホーム(特定施設)

4:介護老人保健施設

5:認知症対応型共同生活介護

答:1

1:正しい。ケアハウスとは、軽費老人ホームの一種で、無料又は低額な料金で、老人を入所させ、食事の提供その他日常生活上必要な便宜を供与することを目的とした施設である。身寄りがなく公営住宅で暮らすLさんに適した住み替え先といえる。

2:誤り。介護老人福祉施設とは、心身の障害で在宅生活が困難な高齢者の日常生活を介護する施設である。要介護認定を受けていないLさんが利用することはできない。

3:誤り。有料老人ホームとは、老人を入所させて生活サービスを提供することを目的とした施設であり、老人福祉施設でないものをいう。特定施設は、有料老人ホームのうち介護保険上の要件を満たした介護サービスを提供しているものである。有料老人ホームには入居金等の費用が高額なものも多く、身寄りがなく公営住宅で暮らすLさんに適しているとはいえない。

4:誤り。介護老人保健施設とは、在宅への復帰を目標に心身の機能回復訓練をする施設である。要介護認定を受けていないLさんが利用することはできず、また住み替え先としても不適切である。

5:誤り。認知症対応型共同生活介護とは、要介護者であって認知症であるものについて、その共同生活を営むべき住居において、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練を行うものをいう。Lさんは認知症ではないため適切とはいえず、また要支援1では利用することはできない。

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