物体の運動に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
1:物体の運動の「速い」、「遅い」の程度を示す量を速さといい、単位時間に物体が移動した距離で表す。
2:物体が円運動をしているとき、遠心力は、物体の質量が小さいほど小さくなる。
3:物体が一定の加速度で加速し、その速度が2秒間に10m/sから40m/sになったときの加速度は、4m/s2である。
4:物体には、外から力が作用しない限り、静止しているときは静止の状態を、運動しているときは同じ速度で運動を続けようとする性質があり、このような性質を慣性という。
5:荷をつった状態でジブクレーンのジブを旋回させると、荷は旋回する前の作業半径より大きい半径で回るようになる。
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答:3
覚えよう!
- 物体の運動の「速い」、「遅い」の程度を示す量を速さといい、単位時間に物体が移動した距離で表す。
ポイント
速さ、速度、加速度のうちどれか(または複数)の定義が出やすく、混乱しやすいのでしっかり覚えましょう。
速さ:速い・遅いの程度を示す量
速度:速さと向きを示す量
加速度:速度の変化の程度を示す量 - 物体が円運動をしているとき、遠心力は、物体の質量が小さいほど小さくなる。
- 物体が一定の加速度で加速し、その速度が2秒間に10m/sから40m/sになったときの加速度は、15m/s2である。
※(40-10)/2=30/2=15 - 物体には、外から力が作用しない限り、静止しているときは静止の状態を、運動しているときは同じ速度で運動を続けようとする性質があり、このような性質を慣性という。
- 荷をつった状態でジブクレーンのジブを旋回させると、荷は旋回する前の作業半径より大きい半径で回るようになる。