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労働衛生
H16後期-問11
換気に関する次のAからDまでの記述について、正しいものの組合せは1~5のうちどれか。
A 換気回数は、作業場の気流の増加にかかわりなくできるだけ多いことが望ましい。
B 必要換気量は、その作業場で働く人の労働の強度によって増減する。
C 必要換気量と気積から、その作業場の必要換気回数が求められる。
D 必要換気量を算出するときは、普通、酸素濃度を基準として行う。
1:A、B
2:A、C
3:B、C
4:B、D
5:C、D
H16後期-問12
健康の保持増進対策に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:労働者の健康を確保していくには、労働者の自助努力に加え職場における健康管理が重要である。
2:健康測定のうち医学的検査は、労働者の健康障害や疾病を早期に発見することを主な目的として行う。
3:健康測定のうち運動機能検査では、筋力、柔軟性、平衡性、敏捷性、全身持久性などの検査が行われる。
4:健康測定の結果に基づき、個々の労働者に対し運動指導を行う。
5:栄養指導では、単に栄養摂取量のみを問題とするのではなく、労働者個人個人の食習慣や食行動をバランスのとれたものに改善することが求められる。
H16後期-問13
採光、照明等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:天井や壁に反射させた光線が、作業面にくるようにした照明方法を全般照明という。
2:全般照明の照度は、局部照明の照度の1/10以上であることが望ましい。
3:局部照明は、検査作業などのように、特に手元が高照度であることが必要な場合に用いられる。
4:まぶしさが少なく、適当な影ができる照明がよい。
5:部屋の彩色として、目より上方の壁や天井は、照明効果を良くするため明るい色にし、目の高さ以下の壁面は、まぶしさを防ぎ安定感を出すために濁色にするとよい。
H16後期-問14
温熱条件に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1:実効温度は、気温、湿度、気流、ふく射熱(放射熱)の総合効果を一つの温度指標として表したものである。
2:アスマン通風乾湿計は、気温と湿度のほか、ふく射熱も測定することができる。
3:不快指数は、乾球温度、湿球温度及び気流から計算で求める。
4:至適温度は、温度感覚を表す指標として用いられ、感覚温度ともいわれる。
5:デスクワークの場合の至適温度は、筋肉作業の場合の至適温度より高い。
H16後期-問15
病休強度率を表す下式中の[ ]内に入れるA、Bの語句及び数字の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。
1:A=負傷休業延日数 B=100
2:A=疾病休業延日数 B=1000
3:A=疾病休業延日数 B=10000
4:A=疾病休業件数 B=1000
5:A=疾病休業件数 B=1000000
H16後期-問16
労働衛生教育の方法の一つであるOJT(職場教育)の長所に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
1:教育内容の原理・原則を体系的に指導できる。
2:日常的に機会をとらえて指導ができる。
3:個人の能力に応じた指導ができる。
4:個人の仕事に応じた指導ができる。
5:教育の効果を把握しやすい。
H16後期-問17
VDT作業の労働衛生管理に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:1日の労働時間のうち、どの程度VDT作業に従事するか等により作業形態を区分し、それぞれに適した労働衛生管理を行う。
2:視覚以外に、姿勢、騒音、作業時間その他種々の疲労誘発要因に対する対策が必要である。
3:単純入力型又は拘束型に該当するVDT作業については、一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に10~15分の作業休止時間を設けるようにする。
4:作業による健康障害は、初期にはほとんど自覚症状がないので、眼の検査及び筋骨格系の他覚的検査により異常を早期に発見することが必要である。
5:VDT作業による疲労には、種々の部位の局所疲労や、不快感を主とする精神的疲労がある。
H16後期-問18
細菌性食中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:毒素型食中毒は、食物に付着した細菌が増殖する際に産生する毒素による中毒で、代表的なものとしてブドウ球菌やボツリヌス菌によるものがある。
2:ブドウ球菌の毒素は熱に強い。
3:感染型食中毒は、食物に付着した細菌そのものの感染による中毒で、代表的なものとして腸炎ビブリオやサルモネラ菌によるものがある。
4:腸炎ビブリオは、病原性好塩菌ともいわれる。
5:サルモネラ菌による食中毒は、主に神経症状を呈し、致死率が高い。
H16後期-問19
口対口呼気吹き込み法による人工呼吸及び心マッサージに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1:気道を確保するためには、仰むけの事故者のそばにしゃがみ、顎を下に押すようにする。
2:人工呼吸をまず1回行い、その後約30秒間は様子を見て、呼吸・咳・体の動きなどがみられない場合に、心マッサージを行う。
3:人工呼吸と心マッサージを1人で実施するときは、人工呼吸1回に心マッサージ10回を繰り返す。
4:心マッサージは、1分間に約100回のリズムで行う。
5:心マッサージを行う場合には、事故者を柔らかいふとんの上に寝かせて行うとよい。
H16後期-問20
止血法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:直接圧迫法は、出血部を直接圧迫する方法であって、最も簡単であり、効果的な止血法である。
2:間接圧迫法は、出血部より心臓に近い部位の動脈を圧迫する方法である。
3:間接圧迫法により上肢を止血するときは、上腕の内側の中央部を、骨に向かって強く圧迫する。
4:動脈からの出血の場合には、止血帯を用いなければならない。
5:止血帯としては、三角巾、手ぬぐい、ネクタイなどを利用する。
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