次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍装置の運転管理について正しいものはどれか。
イ．圧縮機の吐出しガス圧力が高くなると、蒸発圧力が一定ならば、圧縮機の体積効率が低下し、圧縮機駆動の軸動力は増加するが、装置の冷凍能力は変化しない。
ロ．水冷凝縮器の冷却水温度が一定の場合、冷却水量が減少すると、凝縮圧力の上昇、圧縮機吐出ガス温度の上昇などが起こる。
ハ．冷凍装置を長期間休止させる場合には、ポンプダウンして低圧側の冷媒を受液器に回収し、低圧側と圧縮機内を大気圧よりも低い圧力に保持しておく。
ニ．冷蔵庫に高い温度の品物が大量に入ると、庫内温度が上昇するので、冷媒の蒸発温度が上昇し、冷媒循環量が増加して冷凍装置の冷凍能力は増加する。
１：イ、ロ
２：イ、ハ
３：ロ、ニ
４：イ、ハ、ニ
５：ロ、ハ、ニ
答：３
イ．誤り。圧縮機の吐出しガス圧力が高くなると、蒸発圧力が一定ならば、圧縮機の体積効率が低下し、圧縮機駆動の軸動力は増加し、装置の冷凍能力は低下する。
ロ．正しい。水冷凝縮器の冷却水温度が一定の場合、冷却水量が減少すると、凝縮圧力の上昇、圧縮機吐出ガス温度の上昇などが起こる。
ハ．誤り。冷凍装置を長期間休止させる場合には、ポンプダウンして低圧側の冷媒を受液器に回収するが、装置に漏れがあったとき装置内に空気を吸い込まないように、低圧側と圧縮機内には大気圧より高いガス圧力を残しておく。
ニ．正しい。冷蔵庫に高い温度の品物が大量に入ると、庫内温度が上昇するので、冷媒の蒸発温度が上昇し、冷媒循環量が増加して冷凍装置の冷凍能力は増加する。
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