令和2年後期-A-問18

ボイラー水中の不純物に関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:ボイラー水中の溶解性蒸発残留物から生成して管壁、ドラムその他の伝熱面に固着するものをスケール、固着しないでドラム底部などに沈積する軟質沈殿物をスラッジという。

2:スケールは、一般的にカルシウムの塩類が主成分となるが、その他共存する溶解性蒸発残留物などの作用により生じることもある。

3:スラッジは、主としてマグネシウムの水酸化物が熱分解して生じた炭酸塩、炭酸水素塩及びりん酸塩である。

4:硫酸塩類やけい酸塩類のスケールは、熱分解しないで伝熱面に硬く固着して除去しにくい。

5:懸濁物には、りん酸カルシウムなどの不溶物質、微細なじんあい、乳化した鉱物油などがあり、キャリオーバの原因となる。

答:3

覚えよう!

  • ボイラー水中の溶解性蒸発残留物から生成して管壁、ドラムその他の伝熱面に固着するものをスケール、固着しないでドラム底部などに沈積する軟質沈殿物をスラッジという。
  • スケールは、一般的にカルシウムの塩類が主成分となるが、その他共存する溶解性蒸発残留物などの作用により生じることもある。
  • スラッジは、主としてカルシウム、マグネシウムの炭酸水素塩が熱分解して生じた炭酸塩、水酸化物及びりん酸塩である。
  • 硫酸塩類やけい酸塩類のスケールは、熱分解しないで伝熱面に硬く固着して除去しにくい。
  • 懸濁物には、りん酸カルシウムなどの不溶物質、微細なじんあい、乳化した鉱物油などがあり、キャリオーバの原因となる。
令和2年後期-A-問18の情報

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カテゴリボイラーの取扱いに関する知識
出題分野ボイラー水中の不純物
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