平成30年前期-A-問19

ボイラーの清缶剤に関し、次のうち誤っているものはどれか。
なお、Lはリットルである。

1:亜硫酸ナトリウムを用いて、溶存酸素1mg/Lを除去するには、計算上は7.88mg/Lを要するが、完全に反応させるためにはこれより多く用いる。

2:亜硫酸ナトリウムを用いた高圧のボイラー水の溶存酸素の除去では、過剰に投入されて残存量が多い場合には、無水亜硫酸(二酸化硫黄)や硫化水素を生成するおそれがある。

3:ヒドラジンは、ボイラーの溶解性蒸発残留物濃度を上昇させない利点があるため、高圧のボイラーに使用される。

4:ヒドラジンを用いて溶存酸素1mg/Lを除去するには、計算上は1mg/Lを要するが、完全に反応させるためにはこれより多く用いる。

5:過剰に投入されたヒドラジンは、アンモニアと二酸化炭素に分解するが、アンモニアが復水中に多量に含まれると銅系金属を腐食させる。

答:5

覚えよう!

  • 亜硫酸ナトリウムを用いて、溶存酸素1mg/Lを除去するには、計算上は7.88mg/Lを要するが、完全に反応させるためにはこれより多く用いる。
  • 亜硫酸ナトリウムを用いた高圧のボイラー水の溶存酸素の除去では、過剰に投入されて残存量が多い場合には、無水亜硫酸(二酸化硫黄)や硫化水素を生成するおそれがある。
  • ヒドラジンは、ボイラーの溶解性蒸発残留物濃度を上昇させない利点があるため、高圧のボイラーに使用される。
  • ヒドラジンを用いて溶存酸素1mg/Lを除去するには、計算上は1mg/Lを要するが、完全に反応させるためにはこれより多く用いる。
  • 過剰に投入されたヒドラジンは、アンモニアと窒素に分解されるが、アンモニアが復水中に多量に含まれると銅系金属を腐食させる。
平成30年前期-A-問19の情報

※当サイト独自調査によるものです。

カテゴリボイラーの取扱いに関する知識
出題分野清缶剤の知識
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