ボイラーの清缶剤に関し、次のうち適切でないものはどれか。
1:脱酸素剤は、ボイラー給水中の酸素を除去するための薬剤である。
2:脱酸素剤には、ヒドラジン、アンモニアなどがある。
3:軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変えるための薬剤である。
4:軟化剤には、炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムなどがある。
5:高圧のボイラーの酸消費量付与剤としては、りん酸ナトリウム、水酸化ナトリウムなどが用いられる。
★みんなの正解率62.8%
答:2
覚えよう!
- 脱酸素剤は、ボイラー給水中の酸素を除去するための薬剤である。
- 脱酸素剤には、タンニン、亜硫酸ナトリウム、ヒドラジンなどがある。
- 軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変えるための薬剤である。
- 軟化剤には、炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムなどがある。
- 高圧のボイラーの酸消費量付与剤としては、りん酸ナトリウム、水酸化ナトリウムなどが用いられる。
ポイント
酸消費量付与剤には、低圧ボイラーで水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムが用いられ、高圧ボイラーでは水酸化ナトリウム、りん酸ナトリウム、アンモニアが用いられます。
酸消費量抑制剤には、りん酸二水素ナトリウム、ヘキサメタりん酸ナトリウムが用いられます。