交通安全白書の平成16年中の交通事故の状況に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:交通事故による死者数は、7千人台前半まで減少するに至り、交通安全対策基本法が施行(昭和45年)されて以来、最少の値となっている。
2:交通事故の発生件数及び負傷者数は、近年一貫して減少傾向にあり、これが死者数の減少に大きく寄与している。
3:高齢者の交通事故死者数を状態別に見ると、歩行中が圧倒的に多くなっている。また、最近の傾向としては自動車乗車中が増加している。
4:シートベルト着用者の致死率は、非着用者の致死率の約1割であり、シートベルト着用率の向上が自動車乗車中の死者数の減少に結びついている。
答:2
1:正しい。交通事故による死者数は、7千人台前半まで減少するに至り、交通安全対策基本法が施行(昭和45年)されて以来、最少の値となっている。
2:誤り。交通事故の発生件数及び負傷者数は、減少傾向にあるわけではない。
3:正しい。高齢者の交通事故死者数を状態別に見ると、歩行中が圧倒的に多くなっている。また、最近の傾向としては自動車乗車中が増加している。
4:正しい。シートベルト着用者の致死率は、非着用者の致死率の約1割であり、シートベルト着用率の向上が自動車乗車中の死者数の減少に結びついている。
※平成16年中のデータであり、その年により事故の状況は変化する。