次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷媒について正しいものはどれか。
イ.混合冷媒であるR404AおよびR507Aは、どちらも温度勾配が0.2~0.3Kと小さいので、疑似共沸混合冷媒とも呼ばれる。
ロ.アンモニアガスは空気より軽く、室内に漏えいした場合には、天井付近に滞留する傾向がある。
ハ.体積能力は、圧縮機の単位吸込み体積当たりの冷凍能力のことであり、その体積能力は、冷媒の種類によって異なる。往復圧縮機の場合、体積能力の大きな冷媒は、体積能力のより小さな冷媒と比べ、同じ冷凍能力に対して、より大きなピストン押しのけ量を必要とする。
ニ.冷媒は化学的に安定であることが求められる。フルオロカーボン冷媒の場合、冷媒の高温による熱分解を防止・抑制するため、通常、圧縮機吐出しガス温度は120~130℃を超えないように制御・運転される。
1:イ、ロ
2:イ、ハ
3:ロ、ニ
4:イ、ハ、ニ
5:ロ、ハ、ニ
答:3
覚えよう!
- R404Aは非共沸混合冷媒、R507Aは共沸混合冷媒である。
- アンモニアガスは空気より軽く、室内に漏えいした場合には、天井付近に滞留する傾向がある。
- 体積能力は、圧縮機の単位吸込み体積当たりの冷凍能力のことであり、その体積能力は、冷媒の種類によって異なる。往復圧縮機の場合、体積能力の大きな冷媒は、体積能力のより小さな冷媒と比べ、同じ冷凍能力に対して、より大きなピストン押しのけ量を必要とする。
- 冷媒は化学的に安定であることが求められる。フルオロカーボン冷媒の場合、冷媒の高温による熱分解を防止・抑制するため、通常、圧縮機吐出しガス温度は120~130℃を超えないように制御・運転される。