平成22年前期-A-問18

水中の不純物に関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:溶解性蒸発残留物は、ボイラー水の蒸発により濃縮し、スケールやスラッジとなり、また、腐食の原因となるものがある。

2:スラッジは、主としてカルシウム、マグネシウムの炭酸水素塩が加熱(80~100℃)され、分解することにより生じる。

3:ボイラー水の吹出しが適切に行われないときは、スラッジが水循環の緩慢な箇所にたまり、腐食、過熱、吹出し管の閉塞などの原因となる。

4:スケールの熱伝導率は、一般に軟鋼の1/20~1/100程度であり、ボイラーの伝熱面にスケールが付着すると、ボイラー水への熱伝達が不十分となり、ボイラー効率が低下する。

5:硫酸塩類やけい酸塩類のスケールは、伝熱面において熱分解して軟質沈殿物になる。

答:5

覚えよう!

  • 溶解性蒸発残留物は、ボイラー水の蒸発により濃縮し、スケールやスラッジとなり、また、腐食の原因となるものがある。
  • スラッジは、主としてカルシウム、マグネシウムの炭酸水素塩が加熱(80~100℃)され、分解することにより生じる。
  • ボイラー水の吹出しが適切に行われないときは、スラッジが水循環の緩慢な箇所にたまり、腐食、過熱、吹出し管の閉塞などの原因となる。
  • スケールの熱伝導率は、一般に軟鋼の1/20~1/100程度であり、ボイラーの伝熱面にスケールが付着すると、ボイラー水への熱伝達が不十分となり、ボイラー効率が低下する。
  • 硫酸塩類やけい酸塩類のスケールは、ボイラー内で次第に濃縮され飽和状態となって析出し、伝熱面に付着して過熱や熱効率の低下の原因になる。
平成22年前期-A-問18の情報

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カテゴリボイラーの取扱いに関する知識
出題分野ボイラー水中の不純物
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