次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍サイクルおよび熱の移動について正しいものはどれか。
イ.冷媒の蒸発温度が-30℃程度以下の場合には、装置の効率向上、圧縮機吐出しガスの高温化にともなう冷媒と冷凍機油の劣化を防止するために、二段圧縮冷凍装置が一般に使用される。
ロ.温度自動膨張弁は冷凍負荷の増減に応じて、自動的に冷媒流量を調節し、蒸発器出口過熱度が0K(ゼロケルビン)になるように制御する。
ハ.固体内を高温端から低温端に向かって熱が移動する現象は、熱伝導と呼ばれている。
ニ.熱伝達率の値は、固体面の形状、流体の種類、流速などによって変化する。
1:イ、ロ
2:イ、ニ
3:ロ、ハ
4:ロ、ニ
5:イ、ハ、ニ
答:5
イ.正しい。冷媒の蒸発温度が-30℃程度以下の場合には、装置の効率向上、圧縮機吐出しガスの高温化にともなう冷媒と冷凍機油の劣化を防止するために、二段圧縮冷凍装置が一般に使用される。
ロ.誤り。温度自動膨張弁は冷凍負荷の増減に応じて、自動的に冷媒流量を調節し、蒸発器出口過熱度が3~8K程度になるように制御する。
ハ.正しい。固体内を高温端から低温端に向かって熱が移動する現象は、熱伝導と呼ばれている。
ニ.正しい。熱伝達率の値は、固体面の形状、流体の種類、流速などによって変化する。
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