予想問題第1回-問34

危険物を取り扱う地下埋設配管(鋼管)が腐食して危険物が漏えいする事故が発生している。その腐食の原因として、考えにくいものはどれか。

1:地下水位が高く、常時、配管の上部が乾燥し、下部が湿っている。

2:配管設置の際、工具が落下し被覆が剥がれたことに気づかず、配管を埋設した。

3:コンクリートの中に配管を埋設した。

4:電気機器のアースをとるため、銅の棒を地中に打ち込んだ際に、配管と銅の棒が接触した。

5:埋設した配管の近くに、直流の電気設備を設置したため、迷走電流の影響が大きくなった。

答:3

覚えよう!

  • 常時、配管の上部が乾燥し、下部が湿っている場合には、腐食は進行しやすい。
  • 配管の被覆が剥がれると、そこから腐食が進行する。
  • コンクリートの中に配管を埋設した場合には、鋼管は腐食しにくい。
  • 鋼管と銅の棒が接触した場合には、異種金属接触腐食がおこる。
  • 迷走電流により、鋼管が腐食しやすくなる。
予想問題第1回-問34の情報
カテゴリ危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
出題分野埋設配管と腐食
とことん類似問題!

予想問題第1回-問34

予想問題第2回-問24 地中に埋設された配管を電気化学的な腐食から防ぐのに異種金属を接続する方法がある。配管が鉄製の場合に、接続する異種の金属として正しいものはいくつあるか。
予想問題第6回-問35 地中に埋設された配管(炭素鋼管)が腐食して危険物が漏えいする事故が発生している。この腐食の原因として妥当でないものはどれか。
予想問題第9回-問25 鋼製の危険物配管を埋設する場合、最も腐食が起こりにくいものはどれか。