平成22年度保安管理技術-問15

次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍装置の保守管理について正しいものはどれか。

イ.同じ運転条件でも、アンモニア圧縮機の吐出しガス温度はフルオロカーボン圧縮機の場合よりも高く、通常は100℃を超えることが多い。

ロ.運転中に往復圧縮機が湿り蒸気を吸い込むと、圧縮機の吐出しガス温度が低下するが、液戻りがさらに続いてもクランクケース内でオイルフォーミングを生じることはない。

ハ.不凝縮ガスがアンモニア冷凍装置内に存在すると高圧圧力が上昇する。不凝縮ガスを除去する場合、不凝縮ガスには冷媒は含まれないのでそのまま大気に放出してもよい。

ニ.凝縮液が水冷凝縮器の多数の冷却管を浸すほどに冷媒が過充てんされている場合には、凝縮圧力が高くなる。

1:イ、ロ

2:イ、ニ

3:ロ、ハ

4:ロ、ニ

5:ハ、ニ

答:2

覚えよう!

  • 同じ運転条件でも、アンモニア圧縮機の吐出しガス温度はフルオロカーボン圧縮機の場合よりも高く、通常は100℃を超えることが多い。
  • 運転中に往復圧縮機が湿り蒸気を吸い込むと、圧縮機の吐出しガス温度が低下する。液戻りがさらに続くと、クランクケースの温かい油に冷媒液が混ざり、それが急激に蒸発してオイルフォーミングを生じる。
  • 不凝縮ガスが冷凍装置内に存在すると高圧圧力が上昇する。不凝縮ガスを除去する場合、不凝縮ガスと一緒にわずかな冷媒が放出される。このためアンモニア冷媒の場合は、別に設けられた水槽などの除外設備に放出しなければならない。
  • 凝縮液が水冷凝縮器の多数の冷却管を浸すほどに冷媒が過充てんされている場合には、凝縮圧力が高くなる。
平成22年度保安管理技術-問15の情報

※当サイト独自調査によるものです。

カテゴリ保安管理技術
出題分野冷凍装置の保守管理
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