平成25年度保安管理技術-問15

次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍装置の保守管埋について正しいものはどれか。

  • アンモニア冷凍装置の液封事故を防ぐため、液封が起こりそうな箇所には安全弁や破裂板を取り付ける。
  • 不凝縮ガスがフルオロカーボン冷凍装置内に侵入しているかどうかを確かめるため、圧縮機の運転を停止し、凝縮器の冷媒出入口弁を閉め、凝縮器冷却水を十分流したままで、凝縮器圧力を測定する。そのとき、不凝縮ガスが含まれていると冷却水温における冷媒の飽和圧力よりも測定圧力が低くなる。
  • 密閉形フルオロカーボン往復圧縮機では、冷媒充てん量が不足していると、吸込み蒸気による電動機の冷却が不十分になり、電動機を焼損するおそれがある。
  • フルオロカーボン冷凍装置に水分が侵入すると、0℃以下の低温の運転では膨張弁部に水分が氷結して冷媒が流れなくなるおそれがある。そのため、修理工事後の冷媒の充てんには水分が侵入しないように細心の注意が必要である。しかし、潤滑油の充てんには油と水は相容れない性質があることを考えると、水分への配慮は必要ない。

1:イ

2:ハ

3:ロ、ニ

4:ハ、ニ

5:イ、ロ、ニ

★みんなの正解率86.9%

答:2

覚えよう!

  • 冷凍装置の液封事故を防ぐためには、液封が起こりそうな箇所に安全弁や破裂板を取り付ける。ただし、可燃性ガスまたは毒性ガスには破裂板を使用することはできない。
  • 不凝縮ガスが冷凍装置内に侵入しているかどうかを確かめるためには、圧縮機の運転を停止し、凝縮器の冷媒出入口弁を閉め、凝縮器冷却水を十分流したままで、凝縮器圧力を測定する。そのとき、不凝縮ガスが含まれていると冷却水温における冷媒の飽和圧力よりも測定圧力は高くなる。
  • 密閉形フルオロカーボン往復圧縮機では、冷媒充てん量が不足していると、吸込み蒸気による電動機の冷却が不十分になり、電動機を焼損するおそれがある。
  • フルオロカーボン冷凍装置に水分が侵入すると、0℃以下の低温の運転では膨張弁部に水分が氷結して冷媒が流れなくなるおそれがある。そのため、修理工事後の冷媒の充てんには水分が侵入しないように細心の注意が必要である。潤滑油の充てんについても、水分は油を乳化させて潤滑を阻害することから、水分への配慮が重要となる。
平成25年度保安管理技術-問15の情報

※当サイト独自調査によるものです。

カテゴリ保安管理技術
出題分野冷凍装置の保守管理
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