次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、材料の強さおよび圧力容器について正しいものはどれか。
イ.高圧部設計圧力は、停止中に周囲温度の高い夏期に内部の冷媒が38~40℃程度まで上昇したときの冷媒の飽和圧力に基づいている。
ロ.許容圧力は、冷媒設備において現に許容しうる最高の圧力であって、設計圧力または腐れしろを除いた肉厚に対応する圧力のうち低いほうの圧力をいう。
ハ.冷凍保安規則関係例示基準によれば、溶接継手の効率は、溶接継手の種類により決められており、更に溶接部の全長に対する放射線透過試験を行った部分の長さの割合によって決められているものもある。
ニ.薄肉円筒胴圧力容器の板の内部に発生する圧力は、円筒胴の接線方向に作用する圧力が長手方向に作用する圧力の1/2である。
1:イ
2:ロ
3:ロ、ハ
4:ハ、ニ
5:イ、ハ、ニ
答:3
イ.誤り。高圧部では、通常の運転状態で起こり得る最高の圧力を設計圧力とし、低圧部では、停止中に周囲温度の高い夏期に内部の冷媒が38~40℃程度まで上昇したときの冷媒の飽和圧力に基づいて規定している。
ロ.正しい。許容圧力は、冷媒設備において現に許容しうる最高の圧力であって、設計圧力または腐れしろを除いた肉厚に対応する圧力のうち低いほうの圧力をいう。
ハ.正しい。冷凍保安規則関係例示基準によれば、溶接継手の効率は、溶接継手の種類により決められており、更に溶接部の全長に対する放射線透過試験を行った部分の長さの割合によって決められているものもある。
ニ.誤り。薄肉円筒胴圧力容器の板の内部に発生する圧力は、円筒胴の接線方向に作用する圧力が長手方向に作用する圧力の2倍である。
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