貫流ボイラーに関するAからDまでの記述で、正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A 一連の長い管系で構成され、給水ポンプによって一端から押し込まれたボイラー水が順次、予熱、蒸発、過熱され、他端から過熱蒸気となって取り出される形式のものがある。
B 負荷変動により大きな圧力変動を生じやすいので、給水量や燃料量に対して応答の速い自動制御を必要とする。
C 超臨界圧ボイラーでは、ボイラー水が水の状態から加熱され、沸騰状態を経て連続的に高温・高圧蒸気の状態になる。
D 蒸気ドラムに加え、気水分離器を必要とする場合がある。
1:A、B
2:A、B、C
3:A、B、D
4:B、C
5:C、D
答:1
覚えよう!
- 貫流ボイラーは、一連の長い管系で構成され、給水ポンプによって一端から押し込まれたボイラー水が順次、予熱、蒸発、過熱され、他端から過熱蒸気となって取り出される形式である。
- 貫流ボイラーは負荷変動により大きな圧力変動を生じやすいので、給水量や燃料量に対して応答の速い自動制御を必要とする。
- 超臨界圧ボイラーでは、ボイラー水が水の状態から沸騰現象を伴うことなく連続的に蒸気の状態に変化する。
- 貫流ボイラーは管系だけから構成され、蒸気ドラム及び水ドラムを必要としない。