令和2年前期-A-問1

水管ボイラーの水循環に関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:水管と蒸気の間の熱伝達率は、水管と沸騰水の間の熱伝達率よりはるかに小さいので、運転中、水の循環が悪くなり、水管内に発生蒸気が停滞すると、管壁温度が著しく高くなる。

2:自然循環式ボイラーの場合、循環力を大きくするには、下降管を加熱せず、また、蒸気ドラムと水ドラムの高さの差を大きくする。

3:自然循環式ボイラーでは、熱負荷を増すと循環力は増すが、循環量の増加に伴う流動抵抗の増大が著しくなり、熱負荷の増加の割にはボイラー水の循環量は増加しない。

4:自然循環式ボイラーでは、ボイラーの運転圧力が低いほど蒸気の比体積が大きくなるため、循環比を小さくする必要がある。

5:強制循環式ボイラーでは、細い水管や水平の上昇管を用いる場合でも、循環ポンプによって循環を行わせることができる。

答:4

覚えよう!

  • 水管と蒸気の間の熱伝達率は、水管と沸騰水の間の熱伝達率よりはるかに小さいので、運転中、水の循環が悪くなり、水管内に発生蒸気が停滞すると、管壁温度が著しく高くなる。
  • 自然循環式ボイラーの場合、循環力を大きくするには、下降管を加熱せず、また、蒸気ドラムと水ドラムの高さの差を大きくする。
  • 自然循環式ボイラーでは、熱負荷を増すと循環力は増すが、循環量の増加に伴う流動抵抗の増大が著しくなり、熱負荷の増加の割にはボイラー水の循環量は増加しない。
  • 自然循環式ボイラーでは、ボイラーの運転圧力が低いほど蒸気の比体積が大きくなるため、循環比を大きくとる必要がある。
  • 強制循環式ボイラーでは、細い水管や水平の上昇管を用いる場合でも、循環ポンプによって循環を行わせることができる。
令和2年前期-A-問1の情報

※当サイト独自調査によるものです。

カテゴリボイラーの構造に関する知識
出題分野水管ボイラーの水循環
類似問題の出題率(令和5年前期まで)
過去5回0.0%前回~5回前0.0%
過去10回30.0%6回前~10回前60.0%
過去15回26.7%11回前~15回前20.0%
過去20回25.0%16回前~20回前20.0%
過去25回28.0%21回前~25回前40.0%
とことん類似問題!
令和2年後期-A-問1 水管ボイラーの水循環に関し、次のうち誤っているものはどれか。

令和2年前期-A-問1

平成31年前期-A-問1 水管ボイラーの水の自然循環に関し、次のうち誤っているものはどれか。
平成28年後期-A-問1 水管ボイラーの水循環に関し、誤っているものは次のうちどれか。
平成27年前期-A-問1 水管ボイラーの水循環に関し、次のうち誤っているものはどれか。
平成24年前期-A-問1 水管ボイラーにおける水の循環に関し、次のうち誤っているものはどれか。
平成23年前期-A-問2 水管ボイラーにおける水の自然循環に関し、次のうち誤っているものはどれか。
平成22年後期-A-問4 水管ボイラーにおける水の循環に関し、次のうち誤っているものはどれか。
平成22年前期-A-問4 水管ボイラーにおける水の循環に関し、次のうち誤っているものはどれか。
平成21年後期-A-問4 水管ボイラーにおける水の循環に関し、次のうち誤っているものはどれか。
平成21年前期-A-問4 水管ボイラーにおける水の自然循環に関し、次のうち誤っているものはどれか。