平成29年度第1回-問30

荷主から貨物自動車運送事業者に対し、B地点で荷積みをし、C地点に11時半頃を目標に到着させるよう運送の依頼があった。これを受けて、運行管理者として運転者に対し当該運送の指示をするため、次に示す「当日の運行計画を策定するための前提条件」に基づき運行計画を立てた。
この運行に関する次のア~ウについて解答しなさい。なお、解答にあたっては、「当日の運行計画を策定するための前提条件」に記載されている事項以外は考慮しないものとする。

「当日の運行計画を策定するための前提条件」
〇A営業所を6時に出庫し、30キロメートル離れたB地点まで平均時速30キロメートルで走行する。
〇B地点において20分間の荷積みを行う。
〇B地点から160キロメートル離れたC地点までの間、一部高速自動車国道を利用し、平均時速40キロメートルで走行して、C地点に11時20分に到着する。
〇C地点において20分間の荷下ろし後、1時間の休憩をとる。休憩後、A営業所に帰庫するため、C地点を12時40分に出発し、一般道路を利用して、D地点まで平均時速30キロメートルで走行する。
〇D地点に15時40分に到着し、1時間の休憩をとる。
〇帰庫のためD地点から60キロメートル離れたA営業所まで平均時速30キロメートルで走行する。

ア C地点とD地点の間の距離について、次の1~3の中から正しいものを1つ選び、解答用紙にマークしなさい。

1:60キロメートル

2:90キロメートル

3:130キロメートル

イ 当該運転者がA営業所に帰庫する時刻について、次の1~3の中から正しいものを1つ選び、解答用紙にマークしなさい。

1:17時40分

2:18時40分

3:20時00分

ウ 当日の全運行において、連続運転時間は「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」に照らし、違反しているか否かについて、次の1~2の中から正しいものを1つ選び、解答用紙にマークしなさい。

1:違反している

2:違反していない

解答

答:ア=2 イ=2 ウ=1

覚えよう!

ア C地点とD地点の間の距離

C地点を12時40分に出発しD地点には15時40分に到着しているので、運転時間は3時間である。

運転中の平均時速は30km/hである。

よって、C地点とD地点の間の距離は、30km/h×3h=90kmとなる。

イ 当該運転者がA営業所に帰庫する時刻

D地点からA営業所までの距離は、60kmである。

運転中の平均時速は30km/hである。

よって、D地点からA営業所までの時間は、60km÷30km/h=2hとなる。

D地点を出発するのは16時40分なので、A営業所に到着するのは2時間後の18時40分となる。

ウ 連続運転時間が「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」に違反しているか否か

「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」では、連続運転時間について以下のように定められている。

運転開始後4時間以内または4時間経過直後に30分以上運転を中断しなければならない。
ただし、運転開始後4時間以内に運転を中断する場合は、少なくとも1回につき10分以上とした上で分割することができる。

A営業所から出発して4時間以内の運転中断時間が、B地点における荷積み時間20分のみとなっている。

よって、連続運転時間が「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」に違反している

平成29年度第1回-問30の情報

※当サイト独自調査によるものです。

カテゴリ実務上の知識及び能力
出題分野運行計画の適否
類似問題の出題率(令和4年度CBTまで)
過去5回100.0%前回~5回前100.0%
過去10回100.0%6回前~10回前100.0%
過去15回100.0%11回前~15回前100.0%
過去20回95.0%16回前~20回前80.0%
過去25回92.0%21回前~25回前80.0%
過去30回76.7%26回前~30回前0.0%
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令和4年度CBT-問29 運行管理者は、荷主からの運送依頼を受けて、下の図に示す運行計画を立てた。この運行に関する次の1~3の記述について、解答しなさい。なお、解答にあたっては、<運行計画>及び各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
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平成30年度第1回-問29 荷主から貨物自動車運送事業者に対し、往路と復路において、それぞれ荷積みと荷下ろしを行うよう運送の依頼があった。これを受けて、運行管理者として運転者に対し当該運送の指示をするため、次に示す「当日の運行計画」を立てた。 この運行に関する次のア~ウについて解答しなさい。なお、解答にあたっては、「当日の運行計画」及び各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
平成29年度第2回-問29 運行管理者は複数の荷主からの運送依頼を受けて、下のとおり4日にわたる2人乗務による運行計画を立てた。この2人乗務を必要とした根拠についての次の1~3の下線部の運行管理者の判断について、正しいものをすべて選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。なお、解答にあたっては、に記載されている事項以外は考慮しないものとする。

平成29年度第1回-問30

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平成25年度第2回-問29 荷主から下の運送依頼を受けて、A営業所の運行管理者が次のとおり運行の計画を立てた。この計画に関するア~ウについて解答しなさい。
平成25年度第2回-問30 運行管理者は複数の荷主からの運送依頼を受けて、右のとおり3日にわたる運行の計画を立てた。この計画に関する次の1~4の下線部の運行管理者の判断について、正しいものをすべて選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。
平成25年度第1回-問30 下の荷主からの運送依頼に基づいて、A営業所の運行管理者がア~工の運行に関する計画等を立てた。この計画等に関する1~3の記述のうち、下線部の記述が適切でないものをすべて選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。
平成24年度第2回-問29 荷主からの次の運送依頼に基づいて、A営業所の運行管理者がア~クに掲げる運行を計画した。この計画に関する1~3の記述のうち、下線部の記述が適切でないものをすべて選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。
平成24年度第1回-問30 下の荷主からの運送依頼に基づき、A営業所の運行管理者が立てた次の運行に関する計画等の1~4について、適切なものをすべて選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。
平成23年度第2回-問30 荷主から貨物自動車運送事業者に対し、B地点で荷積みをし、C地点に10時30分に到着させるよう運送の依頼があった。これを受けて、運行管理者として運転者に対し当該運送の指示をするため、次に示す運行の計画を立てた。
平成23年度第1回-問29 A営業所の運行管理者が、荷主からの運送依頼に基づき、次の事業用自動車の運行に関する計画を立て、運転者に対してこれに基づき運行するよう指示をした。
平成22年度第1回-問30 荷主から貨物自動車運送事業者に対し、A営業所で荷積みをし、荷物の一部をB地点で降ろし、残りの荷物をC地点に9時30分に到着させるよう運送の依頼があった。これを受けて、運行管理者として乗務割を作成し運行の指示をするため、次に示す運行の計画を立てた。