平成28年前期-問20

健康診断における検査項目に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:尿酸は、体内のプリン体と呼ばれる物質の代謝物で、血液中の尿酸値が高くなる高尿酸血症は、関節の痛風発作などの原因となるほか、動脈硬化とも関連するとされている。

2:血清トリグリセライド(中性脂肪)は、食後に値が上昇する脂質で、空腹時にも高値が持続することは動脈硬化の危険因子となる。

3:HDLコレステロールは、悪玉コレステロールとも呼ばれ、高値であることは動脈硬化の危険因子となる。

4:尿素窒素(BUN)は、腎臓から排泄される老廃物の一種で、腎臓の働きが低下すると尿中に排泄されず、血液中の値が高くなる。

5:γ-GTPは、正常な肝細胞に含まれている酵素で、肝細胞が障害を受けると血液中に流れ出し、特にアルコールの摂取で高値を示す特徴がある。

答:3

覚えよう!

  • 尿酸は、体内のプリン体と呼ばれる物質の代謝物で、血液中の尿酸値が高くなる高尿酸血症は、関節の痛風発作などの原因となるほか、動脈硬化とも関連するとされている。
  • 血清トリグリセライド(中性脂肪)は、食後に値が上昇する脂質で、空腹時にも高値が持続することは動脈硬化の危険因子となる。
  • HDLコレステロールは、善玉コレステロールとも呼ばれ、血管内壁にへばりついて動脈硬化を引き起こすLDLコレステロールを引き抜いて、肝臓まで運ぶ働きをする。LDLコレステロールは、悪玉コレステロールとも呼ばれ、高値であることは動脈硬化の危険因子となる。
  • 尿素窒素(BUN)は、腎臓から排泄される老廃物の一種で、腎臓の働きが低下すると尿中に排泄されず、血液中の値が高くなる。
  • γ-GTPは、正常な肝細胞に含まれている酵素で、肝細胞が障害を受けると血液中に流れ出し、特にアルコールの摂取で高値を示す特徴がある。
平成28年前期-問20の情報

※当サイト独自調査によるものです。

カテゴリ労働衛生
出題分野健康診断の検査項目
類似問題の出題率(令和5年前期まで)
過去5回20.0%前回~5回前20.0%
過去10回10.0%6回前~10回前0.0%
過去15回13.3%11回前~15回前20.0%
過去20回10.0%16回前~20回前0.0%
過去25回8.0%21回前~25回前0.0%
過去30回6.7%26回前~30回前0.0%
過去35回5.7%31回前~35回前0.0%
とことん類似問題!
令和5年前期-問14 健康診断における検査項目に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

平成28年前期-問20