つり上げ荷重10tの転倒するおそれのあるクレーンの検査に関し、法令上、正しいものは次のうちどれか。
1:性能検査においては、クレーンの各部分の構造及び機能について点検を行うほか、荷重試験及び安定度試験を行う。
2:性能検査における荷重試験は、定格荷重の1.25倍に相当する荷重の荷をつって、つり上げ、走行等の作動を定格速度により行う。
3:使用再開検査を受ける者は、当該検査に立ち会わなければならない。
4:使用再開検査における安定度試験は、定格荷重の1.27倍に相当する荷重の荷をつって、逸走防止装置を作用させ、安定に関し最も不利な条件で地切りすることにより行う。
5:クレーンのブレーキに変更を加えた者は、変更検査を受けなければならない。
答:3
覚えよう!
- 性能検査においては、クレーンの各部分の構造及び機能について点検を行なうほか、荷重試験を行う。
- 性能検査における荷重試験は、定格荷重に相当する荷重の荷をつって、つり上げ、走行等の作動を定格速度により行う。
- 使用再開検査を受ける者は、当該検査に立ち会わなければならない。
- 使用再開検査における安定度試験は、定格荷重の1.27倍に相当する荷重の荷をつつて、当該クレーンの安定に関し最も不利な条件で地切りすることにより行なう。この場合において、逸走防止装置、レールクランプ等の装置は作用させない。
- クレーンガーダ、ジブ、脚、塔その他の構造部分に変更を加えた者は変更検査を受けなければならないが、ブレーキに変更を加えた者は変更検査を受ける必要はない。