デリックの種類及び型式に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
1:スチフレッグデリックは、1本の直立したマストを通常90°に開いた2本のガイロープにより後方から支えるもので、ブームはマストより短いものが多く、360°まで旋回する。
2:鳥居形デリックは、2本の直立したマストを2本のステーにより後方から支えるもので、旋回角度はステーにより制限され、通常は180°が限度である。
3:ジンポールデリックは、1本の直立したマストを2本のガイロープにより後方から支えるもので、旋回は通常、180°が限度である。
4:ガイデリックは、1本の傾斜したマストを2本のステーにより後方から支えるもので、旋回角度はステーにより制限され、通常は240°が限度である。
5:二又デリックは、2本のマストを互いに交差させ、2本以上のガイロープにより支える簡単な構造のもので、交差部に巻上げ用ワイヤロープが取り付けられている。
答:5
覚えよう!
- スチフレッグデリックは、1本の直立したマストを通常90°に開いた2本のステーにより後方から支えるもので、通常、旋回角度は240°以内である。
- 鳥居形デリックは、2本のマストとその上端を結ぶ横ばりをガイロープにより後方から支えるもので、通常、数個のつり具の組合せにより荷の巻上げ及び巻下げを行う。旋回はできない。
- ジンポールデリックは、1本のマストを3本以上のガイロープにより支えるもので、マストを傾斜させて使用する。旋回はできない。
- ガイデリックは、1本の直立したマストを6本以上のガイロープによって支えるもので、ブームはガイロープをくぐるようにして360°まで旋回する。
- 二又デリックは、2本のマストを互いに交差させ、2本以上のガイロープにより支える簡単な構造のもので、交差部に巻上げ用ワイヤロープが取り付けられている。