高齢者の終末期に関することとして、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1:臨死期においては、本人を安心させるため、本人への声かけを促すなど家族に対する働きかけが重要となる。
2:高齢者の状態が悪化した場合、医療を受けるかどうかの判断は、本人の意思よりも、残される家族の意思が優先されるべきである。
3:死の看取りに関する考え方として、苦しみの軽減・除去を最優先し、その結果、死期を早める場合があるのはやむを得ない。
4:死の直前の呼吸の状態は、通常まず下顎呼吸が起こり、その後、ゆっくりとした深い呼吸となり、最終的には呼吸停止が起こるという経過をたどる。
5:在宅ホスピスケアでは、苦痛の緩和、患者と家族に安心を与えること、日常生活、自然な経過などを重視した医療を行う。
答:1・4・5
1:正しい。臨死期においては、本人を安心させるため、本人への声かけを促すなど家族に対する働きかけが重要となる。
2:誤り。高齢者の状態が悪化した場合、医療を受けるかどうかの判断は、家族の意思よりも、本人の意思が優先されるべきである。
3:誤り。死の看取りに関する考え方として、苦しみの軽減・除去を優先することがあるが、その結果として死期を早めることは適切とはいえない。
4:正しい。死の直前の呼吸の状態は、通常まず下顎呼吸が起こり、その後、ゆっくりとした深い呼吸となり、最終的には呼吸停止が起こるという経過をたどる。
5:正しい。在宅ホスピスケアでは、苦痛の緩和、患者と家族に安心を与えること、日常生活、自然な経過などを重視した医療を行う。