精神に障害がある高齢者について適切なものはどれか。3つ選べ。
1:気分障害の症状の出現や再燃は、環境の変化に影響を受けるが、睡眠の量や質には影響を受けない。
2:神経症の者の頭痛、腹痛などの不定愁訴やチックなどの原因は、日常生活の中での不安であることが多い。
3:統合失調症の者には幻覚、妄想などの症状が現れにくいため、服薬を継続しなくてよい場合が多い。
4:アルコール依存症の者には、酒を飲まない環境を整備するとともに、本人が飲んでいないときに、立ち直りのための支援を行う必要がある。
5:知的障害がある者の理解力や日常生活行動の状況は、一人ひとり異なるため、その者が理解できる言葉や伝え方に留意する必要がある。
答:2・4・5
1:誤り。気分障害の症状の出現や再燃は、環境の変化だけではなく、睡眠の量や質にも影響を受ける。
2:正しい。神経症の者の頭痛、腹痛などの不定愁訴やチックなどの原因は、日常生活の中での不安であることが多い。
3:誤り。統合失調症の者には幻覚、妄想などの症状が現れることがあるため、医師の指示による服薬は継続しなければならない。
4:正しい。アルコール依存症の者には、酒を飲まない環境を整備するとともに、本人が飲んでいないときに、立ち直りのための支援を行う必要がある。
5:正しい。知的障害がある者の理解力や日常生活行動の状況は、一人ひとり異なるため、その者が理解できる言葉や伝え方に留意する必要がある。