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保健医療サービス分野(総合)
H18-問題41
疾病等について適切なものはどれか。3つ選べ。
1:高齢者に多い呼吸器感染症は、肺炎、気管支炎、膿胸、肺結核などである。
2:高齢者の肺炎の特徴としては、若年者に比べ誤嚥性肺炎が多いこと、また、食欲低下や全身倦怠感などの非特異的な初発症状を呈する場合が多いことが挙げられる。
3:尿路感染症の主な症状としては、頻尿、排尿時痛、発熱、尿閉などが挙げられる。
4:MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の保菌者は、個室に隔離する必要がある。
5:じょく瘡発生を促す局所因子には、低栄養、貧血があり、全身性因子としては、圧迫、摩擦がある。
H18-問題42
パーキンソン病について適切なものはどれか。3つ選べ。
1:パーキンソン病の4大運動症状は、①身体のふるえ、②筋の硬さ、③動作の遅さ、拙劣、④姿勢・歩行障害である。
2:パーキンソン病の治療の基本は、運動療法である。
3:進行性核上性麻痺は、パーキンソン病胃関連疾患として介護保険法の特定疾病である。
4:パーキンソン病は、小脳の神経細胞の変性消失によって運動症状が出現する。
5:パーキンソン病は、進行するとうつ状態や認知症などの精神症状や、自律神経症状が出現する。
H18-問題43
高齢者の精神障害について適切なものはどれか。2つ選べ。
1:高齢者のうつ病は、初老期に好発し、高齢者の自殺の主要な原因の1つになっている。
2:せん妄は、脳の器質疾患(脳血管障害や頭部外傷)を原因とすることはなく、手術、感染症、脱水などによる全身状態の悪化が主たる原因である。
3:せん妄症状は、興奮や幻覚が治まると、その後再発することはまれである。
4:せん妄とは、意識障害の一種で、軽度の意識漏濁に、錯覚、幻覚、それらに基づく妄想や興奮を伴う状態をいう。
5:せん妄症状のみられる高齢者に対しては、薬物治療は効果がほとんどないため、身体拘束で危険防止に努めることが最も重要である。
H18-問題44
糖尿病について適切なものはどれか。3つ選べ。
1:主な合併症として、糖尿病性神経症、糖尿病性腎症、糖尿病性難聴がある。
2:糖尿病性腎症が進行すると、人工透析が必要となる場合がある。
3:高齢者では、低血糖症状が非特異的で神経疾患と間違えられることもあるため、注意を要する。
4:壊疽が生じやすいので注意を要する。
5:糖尿病性神経症では、通常、運動神経のみが傷害され、知覚神経には異常をきたさない。
H18-問題45
高齢者に関連した疾病について適切なものはどれか。3つ選べ。
1:がんによる疼痛については、不安を取ることや励ましが重要であり、麻薬等の薬物による鎮痛効果は乏しい。
2:心房細胞によって血栓が生じ、脳塞栓を起こすことがある。
3:慢性硬膜下血腫は、頭部打撲によることが多いとされるが、転倒などの頭部打撲の既往歴が明らかでない場合も少ない。
4:筋萎縮性側索硬化症の初期症状として眼球運動の障害が生じる。
5:高齢者では十二指腸潰瘍より胃潰瘍が多く、消炎鎮痛剤によっても潰瘍が生じる。
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