Aさん(80歳)は要介護2で、脳梗塞後遺症で左足に麻痺がある。歩行に時間がかかったため、かつてトイレに間に合わなかったことがあることから、現在はおむつを使用している。Aさんからは自宅のトイレで排泄したいとの強い希望があり、それを可能にする居宅サービス計画を立てて欲しいとの依頼があった。これを受けて介護支援専門員が行う対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1:清潔保持のため、清拭の回数を増やす。
2:本人の歩行能力を最大限発揮するため、訪問リハビリテーションの利用を考える。
3:トイレを使用することは難しいので、おむつの使用を継続する。
4:Aさんの家族に対して、Aさんの寝室をトイレにより近い居室に移すことを提案する。
5:トイレへ行きやすい環境をつくるため、段差を解消する住宅改修を行うことを提案する。
答:2・4・5
1:誤り。歩行ができるのであれば、入浴やシャワー浴を行うべきである。
2:正しい。本人の歩行能力を最大限発揮するため、訪問リハビリテーションの利用を考える。
3:誤り。自宅のトイレで排泄したいとの強い希望がある以上、それを可能にする居宅サービス計画を考えるべきである。
4:正しい。Aさんの家族に対して、Aさんの寝室をトイレにより近い居室に移すことを提案する。
5:正しい。トイレへ行きやすい環境をつくるため、段差を解消する住宅改修を行うことを提案する。