ボイラー各部の構造及び強さについて、誤っているものは次のうちどれか。
1:皿形鏡板は、球面殻、環状殻及び円筒殻から成っている。
2:胴と鏡板の厚さが同じ場合、圧力によって生じる応力について、胴の周継手は長手継手より2倍強い。
3:皿形鏡板に生じる応力は、すみの丸みの部分において最も大きい。この応力は、すみの丸みの半径が大きいほど大きくなる。
4:平鏡板の大径のものや高い圧力を受けるものは、内部の圧力によって生じる曲げ応力に対して、強度を確保するためステーによって補強する。
5:管板には、煙管のころ広げに要する厚さを確保するため、一般に平管板が用いられる。
★みんなの正解率59.6%
答:3
覚えよう!
- 皿形鏡板は、球面殻、環状殻及び円筒殻から成っている。
- 胴と鏡板の厚さが同じ場合、圧力によって生じる応力について、胴の周継手は長手継手より2倍強い。
ポイント
継手にかかる応力は、周方向が軸方向よりも2倍大きくなります。そのため、周方向の応力に対する長手継手の強度は、軸方向の応力に対する周継手の強度の2倍必要です。
よって、単純な溶接強度の視点では、長手継手は周継手より2倍強くなければならないのですが、周継手に生じる応力は、長手継手に生じる応力の半分です。
生じる応力が半分ですから、応力への耐久力としては、周継手は長手継手より2倍強いという非常にわかりにくい意地悪な文章になっています。このパターンは、時々(他には平成28年前期・後期)出題されていますので注意しましょう。
- 皿形鏡板に生じる応力は、すみの丸みの部分において最も大きい。この応力は、すみの丸みの半径が小さいほど大きくなる。
- 平鏡板の大径のものや高い圧力を受けるものは、内部の圧力によって生じる曲げ応力に対して、強度を確保するためステーによって補強する。
- 管板には、煙管のころ広げに要する厚さを確保するため、一般に平管板が用いられる。