ボイラーの排ガス中のNOxを低減する燃焼方法に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
1:燃焼室燃焼負荷の低減による方法は、一般的に、燃焼室燃焼負荷を低減させると、炉内温度及び火炎温度が低下し、これに伴いNOxの生成量も減少する。
2:燃焼領域の一方を燃料過剰燃焼し、他方を空気過剰燃焼して、全体として適正な空気比でボイラーを運転し、NOxの生成を低減させる。
3:二段燃焼とは、燃焼用空気を一次と二次に分けて供給し、燃焼を二段階で完結させて、燃焼の局所的高温域が生じるのを避けるものである。
4:予熱空気温度を下げ、火炎温度を低下させてNOxを低減させる方法では、エコノマイザを設置して排ガス顕熱回収の減少を補う。
5:低NOxバーナとは、サーマルNOxを低減するため、燃焼用空気の供給や燃料の供給を適切に行い、二段燃焼、濃淡燃焼が確実に実施できるように設計されたものをいう。
★みんなの正解率56.3%
答:5
覚えよう!
- 燃焼室燃焼負荷の低減による方法は、一般的に、燃焼室燃焼負荷を低減させると、炉内温度及び火炎温度が低下し、これに伴いNOxの生成量も減少する。
- 燃焼領域の一方を燃料過剰燃焼し、他方を空気過剰燃焼して、全体として適正な空気比でボイラーを運転し、NOxの生成を低減させる。
- 二段燃焼とは、燃焼用空気を一次と二次に分けて供給し、燃焼を二段階で完結させて、燃焼の局所的高温域が生じるのを避けるものである。
- 予熱空気温度を下げ、火炎温度を低下させてNOxを低減させる方法では、エコノマイザを設置して排ガス顕熱回収の減少を補う。
- 低NOxバーナには、サーマルNOxとフューエルNOxの両方を低減する目的で設計されているものがある。また、二段燃焼、濃淡燃焼以外のNOx低減方法も、低NOxバーナで実現されている。
補足
初出の選択肢で出題側の意図がわからないため、この解説は修正するかもしれません。選択肢のどの部分を誤りと解釈するか悩ましいです。
NOxを低減する燃焼技術は、二段燃焼や濃淡燃焼の他にもいくつかありますが、燃焼技術によってはサーマルNOxとフューエルNOxの両方に低減効果があるものが存在し、低NOxバーナは、それらの燃焼技術を(製品により複数)取り入れています。
したがって、選択肢が「サーマルNOxを低減するため」と限定している点、燃焼技術を「二段燃焼、濃淡燃焼」に限定している点を誤りとしました。