平成23年前期-A-問1

熱及び仕事に関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:気体の比熱には、圧力一定で温度1℃上げる場合の定圧比熱と体積一定で温度1℃上げる場合の定積比熱(定容比熱)とがあるが、定圧比熱は定積比熱より大きい。

2:物体内部に温度差があると、その高温部から低温部へと熱の流れを生じるが、これは熱が一つの分子から隣の分子へと順次伝わる現象で、熱伝導という。

3:金属壁の表面とそれに接する流体との間での熱移動を熱伝達といい、液体の沸騰又は蒸気の凝縮のように相変化を伴う場合の熱伝達によって伝わる熱量は極めて大きい。

4:熱と仕事はともにエネルギーの形態で、本質的に同等であり、電気的仕事量1kWhは、熱量1MJに相当する。

5:物体の圧力をP(Pa)、内部エネルギーをu(J/kg)、比体積をv(m3/kg)とすると、物体の比エンタルピh(J/kg)は、h=u+Pvで示される。

答:4

覚えよう!

  • 気体の比熱には、圧力一定で温度1℃上げる場合の定圧比熱と体積一定で温度1℃上げる場合の定積比熱(定容比熱)とがあるが、定圧比熱は定積比熱より大きい。
  • 物体内部に温度差があると、その高温部から低温部へと熱の流れを生じるが、これは熱が一つの分子から隣の分子へと順次伝わる現象で、熱伝導という。
  • 金属壁の表面とそれに接する流体との間での熱移動を熱伝達といい、液体の沸騰又は蒸気の凝縮のように相変化を伴う場合の熱伝達によって伝わる熱量は極めて大きい。
  • 熱と仕事はともにエネルギーの形態で、本質的に同等であり、電気的仕事量1kWhは、熱量3.6MJに相当する。※1kWh=1kJ×3600(秒)=3600kJ=3.6MJ
  • 物体の圧力をP(Pa)、内部エネルギーをu(J/kg)、比体積をv(m3/kg)とすると、物体の比エンタルピh(J/kg)は、h=u+Pvで示される。
平成23年前期-A-問1の情報

※当サイト独自調査によるものです。

カテゴリボイラーの構造に関する知識
出題分野熱・仕事の知識
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