次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍装置の運転について正しいものはどれか。
イ.冷凍装置の毎日の運転開始前には、受液器の液面計や高圧圧力計により、冷媒が適正に充填されていることを確認する。
ロ.凝縮温度の標準的な値は、シェルアンドチューブ凝縮器では冷却水出口温度よりも3~5K高く、空冷凝縮器では外気乾球温度よりも8~10K高い。
ハ.冷凍機の運転を停めるときには、液封を生じさせないように、圧縮機吸込み側止め弁を閉じてしばらく運転してから圧縮機を停止する。
ニ.圧縮機の吸込み蒸気の圧力は、蒸発器や吸込み配管内の抵抗により、蒸発器内の冷媒の蒸発圧力よりもいくらか低い圧力になる。
1:イ、ロ
2:イ、ニ
3:ロ、ハ
4:ハ、ニ
5:イ、ロ、ニ
答:2
覚えよう!
- 冷凍装置の毎日の運転開始前には、受液器の液面計や高圧圧力計により、冷媒が適正に充填されていることを確認する。
- 凝縮温度の標準的な値は、シェルアンドチューブ凝縮器では冷却水出口温度よりも3~5K高く、空冷凝縮器では外気乾球温度よりも12~20K高い。
- 冷凍機の運転を停めるときには、液封が生じないように、受液器液出口弁を閉じてしばらく運転してから圧縮機を停止し、その直後に圧縮機吸込み側止め弁を閉じる。
- 圧縮機の吸込み蒸気の圧力は、蒸発器や吸込み配管内の抵抗により、蒸発器内の冷媒の蒸発圧力よりもいくらか低い圧力になる。