次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍装置の据付け、圧力試験および試運転について正しいものはどれか。
イ.多気筒圧縮機を支持するコンクリート基礎の質量は、圧縮機の質量と同程度にする。
ロ.アンモニア冷凍装置の気密試験には、乾燥空気、窒素ガスまたは酸素を使用し、炭酸ガスを使用してはならない。
ハ.受液器を設けた冷凍装置に冷媒を充てんするときは、受液器の冷媒出口弁を閉じ、圧縮機を運転しながら、その先の冷媒チャージ弁から液状の冷媒を充てんする。
ニ.真空試験では、装置内に残留水分があると真空になりにくいので、乾燥のために水分の残留しやすい場所を、120℃を超えない範囲で加熱するとよい。
1:イ、ロ
2:イ、ハ
3:ロ、ハ
4:ロ、ニ
5:ハ、ニ
答:5
覚えよう!
- 多気筒圧縮機を支持するコンクリート基礎の質量は、圧縮機、電動機またはエンジンなどの駆動機の質量の2~3倍程度にする。
- 気密試験に使用するガスは、空気または不燃性ガスとし、酸素や毒性ガス、可燃性ガスを使用してはならない。一般には、乾燥空気、窒素ガス、炭酸ガスが用いられるが、アンモニア冷凍装置に対しては炭酸ガスを使用してはならない。
- 受液器を設けた冷凍装置に冷媒を充てんするときは、受液器の冷媒出口弁を閉じ、圧縮機を運転しながら、その先の冷媒チャージ弁から液状の冷媒を充てんする。
- 真空試験では、装置内に残留水分があると真空になりにくいので、乾燥のために水分の残留しやすい場所を、120℃を超えない範囲で加熱するとよい。