次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、安全装置などについて正しいものはどれか。
イ.ガス漏えい検知警報設備は、冷媒の種類や機械換気装置の有無にかかわらず、必ず設置しなければならない。
ロ.溶栓は、圧力を感知して冷媒を放出するが、可燃性や毒性を有する冷媒を用いた冷凍装置では使用できない。
ハ.圧力容器に取り付ける安全弁の最小口径は、容器の外径と長さの和の平方根と、冷媒の種類ごとに高圧部と低圧部に分けて定められた定数の積で決まる。
ニ.液封による事故は、二段圧縮冷凍装置の過冷却された液配管や、冷媒液強制循環式冷凍装置の低圧受液器まわりの液配管で発生することが多い。
1:イ
2:ニ
3:イ、ロ
4:ロ、ハ
5:ハ、ニ
答:2
覚えよう!
- 可燃性ガスまたは毒性ガスの製造施設には、漏えいしたガスが滞留するおそれのある場所に、ガス漏えい検知警報設備の設置が義務付けられている。またフルオロカーボン冷媒でも、ガス漏れまたは酸素濃度検知警報設備によって、酸素濃度18%以下での酸欠事故を防止することが求められている。
- 溶栓は、温度を感知して冷媒を放出するが、可燃性や毒性を有する冷媒を用いた冷凍装置では使用できない。
- 圧力容器に取り付ける安全弁の最小口径は、容器の外径と長さの積の平方根と、冷媒の種類ごとに高圧部、低圧部に分けて定められた定数の積で決まる。
- 液封による事故は、二段圧縮冷凍装置の過冷却された液配管や、冷媒液強制循環式冷凍装置の低圧受液器まわりの液配管で発生することが多い。