平成22年後期-問16

労働衛生管理のための統計に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:異なる集団について、調査の対象とした項目のデータの平均値が同じであれば、この項目に関しては同じ特徴を持つ集団であると判断される。

2:生体から得られたある指標が正規分布という型をとって分布する場合、そのばらつきの程度は、分散や標準偏差によって表される。

3:疫学において、ある事象と健康事象との間に統計上、一方が増えると他方が増えるというような相関が認められるときは、それらの間には必ず因果関係が成り立っている。

4:労働衛生管理では、種々の検査において、正常者を有所見者と判定する率が低くなるようにスクリーニングレベルが高く設定されるため、有所見の判定の適中率が低い統計データとなる。

5:健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、これは発生率と同じ意味で用いられる。

答:2

覚えよう!

  • 調査の対象とした項目のデータの平均値が同じというだけで、この項目に関して同じ特徴を持つとはいえない。
  • 生体から得られたある指標が正規分布という型をとって分布する場合、そのばらつきの程度は、分散や標準偏差によって表される。
  • 疫学において、ある事象と健康事象との間に統計上、一方が増えると他方が増えるというような相関が認められるときでも、それらの間には必ず因果関係が成り立つとはいえない。
  • 正常者を有所見者と判定する率が低くなるようにスクリーニングレベルが高く設定された場合、有所見の判定の適中率が高い統計データとなる。
  • 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、一定期間における有所見者の発生割合を発生率という。
平成22年後期-問16の情報

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カテゴリ労働衛生
出題分野労働衛生管理と統計の指標等
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