平成20年後期-問26

体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:寒冷にさらされ体温が正常以下になると、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。

2:高温にさらされ、体温が正常以上に上昇すると、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの放熱が促進される。

3:体温調節中枢は、間脳の視床下部にあり、産熱と放熱とのバランスを維持し、体温を一定に保つよう機能している。

4:発汗量が著しく多いときは、体内の水分が減少し血液中の塩分濃度が増加するため、痙攣を起こすことがあるので、十分な水分補給が必要である。

5:発汗していない状態でも皮膚及び呼吸器から若干の水分の蒸発がみられるが、これに伴う放熱は全放熱量の10%以下である。

答:3

覚えよう!

  • 寒冷にさらされ体温が正常以下になると、皮膚の血管が収縮して血流量を減らし、体温の低下を防ぐ。
  • 高温にさらされ、体温が正常以上に上昇すると、皮膚の血流量が増加し、体内の代謝活動が抑制されることにより、人体からの放熱が促進される。
  • 体温調節中枢は、間脳の視床下部にあり、産熱と放熱とのバランスを維持し、体温を一定に保つよう機能している。
  • 発汗量が著しく多いとき、水分のみを補給すると血液中の塩分濃度が低下して痙攣を起こすことがあるので、水分だけではなく塩分の補給が必要である。
  • 発汗していない状態でも皮膚及び呼吸器から1日約850gの水分が蒸発しており、これに伴う放熱は全放熱量の10%以上である。
平成20年後期-問26の情報

※当サイト独自調査によるものです。

カテゴリ労働生理
出題分野体温調節の知識
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