ボイラーの圧力上昇時の取扱いについて、正しいものは次のうちどれか。
１：冷たい水からたき始める場合には、蒸気圧力が上がり始めるまで、できるだけ速やかに最大燃焼量に達するようにする。
２：圧力上昇中の圧力計の背面を点検のため指先で軽くたたくことは、圧力計を損傷するので行ってはならない。
３：水面計に現れている水位が、かすかに上下に動いているのは、水面計が故障しているからである。
４：圧力が上がり始めてから空気抜き弁を開き、空気を放出させなければならない。
５：整備した直後の使用始めのボイラーの場合には、マンホール、掃除穴などのふたの取付け部は漏れの有無にかかわらず昇圧中及び昇圧後、増し締めする。
答：５
覚えよう！
- 冷たい水からたき始める場合には、低圧ボイラーの場合一般に最低1～2時間をかけ、徐々にたき上げる。
- ボイラーの蒸気圧力が上がり始めたときは、圧力計の背面を指先で軽くたたくなどして、圧力計の機能の良否を判断する。
- 運転中のボイラーの水位がかすかに上下に動くのは、水面計が故障しているのではなく正常な動作である。
- 空気抜き弁は、蒸気が発生し始め、白色の蒸気の放出を確認してから閉じる。
- 整備した直後の使用始めのボイラーの場合には、マンホール、掃除穴などのふたの取付け部は漏れの有無にかかわらず昇圧中及び昇圧後、増し締めする。