平成18年後期-問19

ボイラー水中の不純物による障害に関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:酸素、二酸化炭素などの溶存気体は、鋼材の腐食の原因となる。

2:全蒸発残留物は、ボイラー内で蒸発によって濃縮し、スケールやスラッジとなり腐食や伝熱管の過熱の原因となる。

3:スラッジは、ボイラー水中の溶解性蒸発残留物から生成する軟質沈殿物であり、ドラム底部などに沈積する。

4:懸濁物には、りん酸カルシウムなどの不溶物質、微細なじんあい、エマルジョン化された鉱物油などがあり、キャリオーバの原因となる。

5:スケールの熱伝導率は、軟鋼に比較して著しく高く、一般に軟鋼の20~100倍程度であり、グルービングの原因となる。

答:5

覚えよう!

  • 酸素、二酸化炭素などの溶存気体は、鋼材の腐食の原因となる。
  • 全蒸発残留物は、ボイラー内で蒸発によって濃縮し、スケールやスラッジとなり腐食や伝熱管の過熱の原因となる。
  • スラッジは、ボイラー水中の溶解性蒸発残留物から生成する軟質沈殿物であり、ドラム底部などに沈積する。
  • 懸濁物には、りん酸カルシウムなどの不溶物質、微細なじんあい、エマルジョン化された鉱物油などがあり、キャリオーバの原因となる。
  • スケールの熱伝導率は、軟鋼に比較して著しく低く、一般に軟鋼の1/20~1/100程度である。
平成18年後期-問19の情報

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カテゴリボイラーの取扱いに関する知識
出題分野ボイラー水中の不純物
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