令和3年後期-問34

感染症に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:人間の抵抗力が低下した場合は、通常、多くの人には影響を及ぼさない病原体が病気を発症させることがあり、これを不顕性感染という。

2:感染が成立し、症状が現れるまでの人をキャリアといい、感染したことに気付かずに病原体をばらまく感染源になることがある。

3:微生物を含む飛沫の水分が蒸発して、5μm以下の小粒子として長時間空気中に浮遊し、空調などを通じて感染することを空気感染という。

4:風しんは、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症で、免疫のない女性が妊娠初期に風しんにかかると、胎児に感染し出生児が先天性風しん症候群(CRS)となる危険性がある。

5:インフルエンザウイルスにはA型、B型及びC型の三つの型があるが、流行の原因となるのは、主として、A型及びB型である。

答:1

覚えよう!

  • 人間の抵抗力が低下した場合は、通常、多くの人には影響を及ぼさない病原体が病気を発症させることがあり、これを日和見感染症という。不顕性感染とは、感染したにもかかわらず、症状が見られない状態をいう。
  • 感染が成立し、症状が現れるまでの人をキャリアといい、感染したことに気付かずに病原体をばらまく感染源になることがある。
  • 微生物を含む飛沫の水分が蒸発して、5μm以下の小粒子として長時間空気中に浮遊し、空調などを通じて感染することを空気感染という。
  • 風しんは、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症で、免疫のない女性が妊娠初期に風しんにかかると、胎児に感染し出生児が先天性風しん症候群(CRS)となる危険性がある。
  • インフルエンザウイルスにはA型、B型及びC型の三つの型があるが、流行の原因となるのは、主として、A型及びB型である。
令和3年後期-問34の情報

※当サイト独自調査によるものです。

カテゴリ労働衛生(有害業務以外)
出題分野感染症の知識
類似問題の出題率(令和5年前期まで)
過去5回40.0%前回~5回前40.0%
過去10回20.0%6回前~10回前0.0%
過去15回13.3%11回前~15回前0.0%
過去20回10.0%16回前~20回前0.0%
過去25回8.0%21回前~25回前0.0%
過去30回6.7%26回前~30回前0.0%
過去35回5.7%31回前~35回前0.0%
とことん類似問題!
令和4年後期-問33 感染症に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

令和3年後期-問34