労働衛生対策を進めていくに当たっては、作業環境管理、作業管理及び健康管理が必要であるが、次のAからEの対策例について、作業環境管理に該当するものの組合せは１～５のうちどれか。
A 粉じん作業を行う場所に設置した局所排気装置のフード付近の気流の風速を測定する。
B アーク溶接作業を行う労働者に防じんマスクなどの保護具を使用させることによって、有害物質に対するばく露量を低減する。
C 鉛健康診断の結果、鉛業務に従事することが健康の保持のために適当でないと医師が認めた者を配置転換する。
D 放射線業務において、管理区域を設定し、必要のある者以外の者を立入禁止とする。
E 有機溶剤を使用する塗装方法を、有害性の低い水性塗料の塗装に変更する。
１：A、D
２：A、E
３：B、C
４：B、D
５：C、E
答：２
覚えよう！
- 粉じん作業を行う場所に設置した局所排気装置のフード付近の気流の風速を測定することは、「作業環境管理」に該当する。
- アーク溶接作業を行う労働者に防じんマスクなどの保護具を使用させることによって、有害物質に対するばく露量を低減することは、「作業管理」に該当する。
- 鉛健康診断の結果、鉛業務に従事することが健康の保持のために適当でないと医師が認めた者を配置転換することは、「健康管理」に該当する。
- 放射線業務において、管理区域を設定し、必要のある者以外の者を立入禁止とすることは、「作業管理」に該当する。
- 有機溶剤を使用する塗装方法を、有害性の低い水性塗料の塗装に変更することは、「作業環境管理」に該当する。