令和2年後期-問16

じん肺に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:じん肺は、粉じんを吸入することによって肺に生じた炎症性病変を主体とする疾病で、その種類には、けい肺、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などがある。

2:じん肺は、続発性気管支炎、肺結核などを合併することがある。

3:鉱物性粉じんに含まれる遊離けい酸(SiO2)は、石灰化を伴う胸膜肥厚や胸膜中皮腫を生じさせるという特徴がある。

4:じん肺の有効な治療方法は、既に確立されている。

5:じん肺がある程度進行しても、粉じんへのばく露を中止すれば、症状が更に進行することはない。

答:2

覚えよう!

  • じん肺は、粉じんを吸入することによって肺に生じた線維増殖性変化を主体とする疾病で、その種類には、けい肺、石綿肺などがある。
  • じん肺は、続発性気管支炎、肺結核などを合併することがある。
  • 鉱物性粉じんに含まれる遊離けい酸(SiO2)は、胸部にけい肺結節という線維性の結節を形成し、じん肺の一種であるけい肺を起こす。石灰化を伴う胸膜肥厚や胸膜中皮腫を生じさせるものは、石綿である。
  • じん肺の根本的な治療法はなく、症状を緩和する治療が主体となっている。
  • じん肺は、ある程度進行すると、粉じんへのばく露を中止しても肺に生じた病変は治らず、更に進行することがある。
令和2年後期-問16の情報

※当サイト独自調査によるものです。

カテゴリ労働衛生(有害業務)
出題分野じん肺の知識
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