平成23年前期-問11

化学物質等安全データシート(MSDS)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:MSDSは、健康に対する有害性を有する化学物質等が対象とされており、爆発性等の危険性を有する物質は対象とされていない。

2:MSDSの対象となる化学物質等を容器に入れて譲渡し、又は提供する場合、MSDSを交付すれば、容器には名称のみを表示すればよい。

3:MSDSは、すべての作業環境で生じる状況を網羅する情報として提供されるものではないが、職場における化学物質管理のための重要な情報の一つである。

4:MSDSに記載する「人体に及ぼす作用」としての化学物質の有害性は、「急性毒性」、「慢性毒性」及び「発がん性」に限られている。

5:MSDSは、化学物質に関する重要な情報が記載されている文書なので、厳重に保管し、閲覧できる者を限定する。

答:3

覚えよう!

  • MSDSは、健康に対する有害性を有する化学物質だけでなく、爆発性等の危険性のある化学物質も対象とされている。
  • MSDSの対象となる化学物質等を容器に入れて譲渡し、又は提供する場合、MSDSを交付しても、容器には以下の事項を表示しなければならない。
    ・名称
    ・成分
    ・人体に及ぼす作用
    ・貯蔵又は取扱い上の注意
    ・表示をする者の氏名(法人にあっては、その名称)、住所及び電話番号
    ・注意喚起語
    ・安定性及び反応性
    ・当該物を取り扱う労働者に注意を喚起するための標章で厚生労働大臣が定めるもの
  • MSDSは、すべての作業環境で生じる状況を網羅する情報として提供されるものではないが、職場における化学物質管理のための重要な情報の一つである。
  • MSDSに記載する「人体に及ぼす作用」としての化学物質の有害性の範囲には、急性毒性、皮膚腐食性・刺激性、発がん性、生殖毒性などが含まれる。
  • MSDSは、化学物質に関する重要な情報が記載されている文書なので、労働災害等の災害・事故を未然に防止するために労働者に周知すべきものである。
平成23年前期-問11の情報

※当サイト独自調査によるものです。

カテゴリ労働衛生(有害業務)
出題分野化学物質等安全データシート
類似問題の出題率(令和5年前期まで)
過去5回0.0%前回~5回前0.0%
過去10回0.0%6回前~10回前0.0%
過去15回0.0%11回前~15回前0.0%
過去20回0.0%16回前~20回前0.0%
過去25回4.0%21回前~25回前20.0%
過去30回10.0%26回前~30回前40.0%
過去35回8.6%31回前~35回前0.0%
とことん類似問題!

平成23年前期-問11

平成22年後期-問11 化学物質等安全データシート(MSDS)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
平成21年前期-問17 化学物質等安全データシート(MSDS)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。