ボイラーの熱損失に関し、誤っているものは次のうちどれか。
1:不完全燃焼ガスによる損失は、燃焼ガス中にCO2などの未燃ガスが残ったときの損失である。
2:ボイラー周壁からの放散熱損失は、ボイラーの容量が大きいほどその割合は小さい。
3:燃えがら中の未燃分による損失は、油だき及びガスだきでは、ほぼゼロであるが、石炭の火格子燃焼では10%に及ぶものがある。
4:ボイラーの熱損失には、蒸気や温水の放出による損失も含まれる。
5:空気比を小さくして完全燃焼させることは、排ガス熱による熱損失を小さくするために有効である。
答:1
覚えよう!
- 不完全燃焼ガスによる損失は、燃焼ガス中にCOやH2などの未燃ガスが残ったときの損失である。
- ボイラー周壁からの放散熱損失は、ボイラーの容量が大きいほどその割合は小さい。
- 燃えがら中の未燃分による損失は、油だき及びガスだきでは、ほぼゼロであるが、石炭の火格子燃焼では10%に及ぶものがある。
- ボイラーの熱損失には、蒸気や温水の放出による損失も含まれる。
- 空気比を小さくして完全燃焼させることは、排ガス熱による熱損失を小さくするために有効である。