石炭の燃焼に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:石炭が炉内で加熱されると、まず揮発分が放出され、長炎となって燃焼する。
2:石炭を火格子上で燃焼させるとき、揮発分が放出された後に残るのが「おき」で、これは固定炭素が燃焼しているものである。
3:固定炭素は、石炭の主成分をなすもので、炭化度の進んだものほど多く、発熱量も大きい。
4:低炭化度石炭は、揮発分が少なく、石炭ガスの放出が少ないため発熱量は小さい。
5:無煙炭は、最も炭化度の進んだ石炭で、燃焼速度は遅く燃焼滞留時間を長く必要とする。
答:4
覚えよう!
- 石炭が炉内で加熱されると、まず揮発分が放出され、長炎となって燃焼する。
- 石炭を火格子上で燃焼させるとき、揮発分が放出された後に残るのが「おき」で、これは固定炭素が燃焼しているものである。
- 固定炭素は、石炭の主成分をなすもので、炭化度の進んだものほど多く、発熱量も大きい。
- 低炭化度石炭は、揮発分が多く、一時に多量のガスを放出する。
- 無煙炭は、最も炭化度の進んだ石炭で、燃焼速度は遅く燃焼滞留時間を長く必要とする。