炉筒の構造及び強さに関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A 炉筒は、燃焼ガスによって加熱され長手方向に膨張しようとするが、鏡板によって拘束されているため、炉筒板内部に引張応力が生じる。
B 炉筒の圧壊を防止するため、波形炉筒を用いたり、平形炉筒の外周に補強リングを溶接したりする。
C 平形炉筒では、一般に伸縮継ぎ手を溶接によって取り付ける。
D 波形炉筒は、平形炉筒に比べ、伝熱面積を大きくできるが、外圧に対する強度が低い。
1:A、B、C
2:A、C
3:A、D
4:B、C
5:B、C、D
答:4
覚えよう!
- 炉筒は、燃焼ガスによって加熱され長手方向に膨張しようとするが、鏡板によって拘束されているため、炉筒板内部に圧縮応力が生じる。
- 炉筒の圧壊を防止するため、波形炉筒を用いたり、平形炉筒の外周に補強リングを溶接したりする。
- 平形炉筒では、一般に伸縮継ぎ手を溶接によって取り付ける。
- 波形炉筒は、平形炉筒に比べ、伝熱面積を大きくでき、熱による伸縮が自由で外圧に対する強度が大きい。